もっとうまく彼女の気持ちを汲み取れたんじゃないか。
もっとうまく自分の思いの丈を伝えられたんじゃないか。
もっと彼女の気持ちに訴えかけるように。
もっと彼女の笑顔を多く引き出すように。
もっと重厚で巧みな口調で、これまで募らせてきた想いを、
弾力があり鮮やかな想いの全貌を見せられたんじゃないか。
いつもそんなことを考えながら暮らしている。
眠る直前まで同じことを考える。
自分の行い以上に悪かったことはあるだろうか。
そんなものありはしない。
僕がしてきたことすべてが、なにもかもきっぱり全部、
自分の現在に繋がっていて、影響していて、取り返しがつかなくなってる。
僕は
自分で思っているより賢くないし
自分で思っているより寛大でないし
自分で思っているより要領が悪いし
自分で思っているより口下手で
自分で思っているより自己中で
自分で思っているよりずっと下劣な人間だ。
この先、まるっきり晴れやかな気分で過ごせる日など、
訪れることはないのだ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿