2010/12/13

雨が降った後凍てつく寒さの中でも干さなければいけないものはいつも洗濯物

昨日ノルウェイの森をみた。

ついこの間まで4年間慣れ親しんだ階段や通路、教室や校舎が幾度も登場する違和感がとても心地良かった。市川隼監督の「トニー滝谷」くらいとても静かな映画で大げさな部分が少なく文学的だった。つまり僕の大好きな種類の映画だということですね。
世界が絶賛とか、うんちゃら国際映画祭に出品だとか、映像化不可能と言われていたとか、そういうことは抜きにして、とても複雑でとても素直で不器用な人間らしいところがすごく心に沁みる。


「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては 何の役にも立たないのだ。」

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