人間関係とは不思議なもので昔は嫌っていてもいつのまにかとても仲良くなり自分にとって掛け替えのない存在になる場合がある。もちろん逆も然りだが今は仲が良くなる場合の話。
僕は彼のことを7歳のときから知っていた。同い年だ。クラスが同じだったかなんてことはちっとも覚えていないがとても嫌な奴だった記憶がある。具体的に何が嫌いだったのかはわからないけれど彼も同じような理由で僕のことを嫌いであることがわかってしまうような、そんな種類の理由で嫌いだったのだと思う。どこか嘘くさく鼻につく性格と本音を隠しコンプレックスを気にしすぎる心の小さな幼稚な人間だと思っていた。なぜだかわからないがお互いそう思っていたのだと確信がもてる。
しかし同じ中学校に進み同じ部活に入り1年経った2年生の夏、先輩が引退し同学年の部員は僕と彼しかいなくなった。そこには彼とキャッチボールをせざるをえない必然が生まれ、彼と協力しなければならない状況が生まれた。そこで僕は思った、こいつとはこうなる運命だったしこれからもきっとこんなことがずっと続くんだろうなと。
その後同じ高校に進み相も変わらず同じ部活で共通の友人に囲まれ同じボールを追いかけて時が経ち、大学生になっても社会人になっても仲良くしている。そこに熱い友情があり涙の物語があるわけでもなんでもないけど、なにかあれば連絡をとり合いくだらない話でばかり盛り上がっているのです。
二人の関係で面白いのは性格も話し方も体型も髪の量も好きな女の子のタイプも全くと言っていいほど違うこと。
彼は僕とは真逆の安定志向で冒険はしないが堅実、クソがつく真面目さと鋭い思考力を持っているくせに羨ましいくらい話が面白い。が、器用ではなく融通が利かないしカリスマ性は乏しく怪我も多い、自分の不足を知っていてもなかなか認めず頭が固い。
以上、お互いを良く知り認め合い批判し合う、
出会って18年親友になってから11年の相手のお話でした。
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3 件のコメント:
それってアノ人のことだと思うけど、もうちょっとホメるトコあるよ?
言いそびれてしまったのでこの場を借りて…
誕生日おめでとう。内容と全く関係のない事でごめん。
>hagemegane
十二分に誉めてるよ。普段から。
>Ryoko
ありがとうございます。25歳ですよついに。
若々しい叔父さんでいたいものです。
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