2011/02/27

年月はおそろしい、よーく思い出さないと思い出せなくなってきた

時々公園には歪な形の遊具や、ユニークな素材や色形をした遊具がある。それとは対照的に初めから遊び方を指定されている遊具もある。大人からみて意味のないと思うような穴や危ないとすら思うような出っ張りこそ、小さい骨格と低い目線と柔らかい身体を併せ持つ子供にとっては恰好の遊び道具となるのだと思う。

おそらく僕がこう考えるのは、幼少期に暮らしていた団地の公園にあったとても特徴的でいかにも意味のない三角錐の遊具への思い入れが強いからだろう。直径5m高さ3,4m程の大きさで表面が滑らかな三角錐。登っては滑り落ちまた登っては滑り落ちるだけの遊具。三角錐の頂上は鋭くとんがっているので、たとえ頂上にたどり着いてもそこに誇らしげに君臨することを許さないつくり。

そんな今考えたら面白くもなんともないものに途轍もない魅力を感じ、絶対に辿り着けない頂上目指して毎日登っては滑り落ちていた。

うん、やっぱり公園の遊具は無意味なものに限るね!

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