朝起きて家を出る。
エレベータで挨拶をする僕はマンションの住人を演じ、電車の中では希薄な個を演じ、会社では爽やかな若い新人を演じ、家族と過ごすときには次男を演じ、友人と過ごす時は友人を演じる。こうして社会の中で役割を分け行動している。
では部屋に一人でいるときはどうだろう。
そこではまた私というなにものかを演じているのかもしれない。
不可解で捉えられそうで捉えられない、掴めそうで掴めない私。
個の発見と個への疑惑。
私の中に私がいるような感覚。
ああ、『私の個人主義』(夏目漱石)を読もう。
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2 件のコメント:
家にいる時の自分⇒将来の事を考えながら,目の前の今を過ごす
>彦俊さん
あなたはいつも前向きで驚かされます。
それを長所と理解して歩む人生は絶対豊かですね。
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