2009/11/07

自分より後に生まれた者の栄枯盛衰を見るのは時に嬉しく時に悲しい

このブログのトップページでいつもカッコいい姿を見せてくれる、うちの愛犬ちびた君が危ない。
11歳と1ヶ月だけど心臓の肥大化と高血圧で、いつ倒れてもおかしくないとお医者さんに言われました。

正直言ってこれまでの人生の中で最も愛した期間が長い相手です。
11年という時間は僕にとっては人生の1/6くらいにきこえるけれど、彼にとっては人生の9割以上を過ごした年月。

そこには色々な思い出がいっぱい詰まっているわけだけど、
僕としては後悔の方がはるかに多く、彼には謝っても謝っても足りない気がしています。

とにかく僕ら家族にとって初めて飼う犬だったし、育て方やしつけ方を何も知らなかった。
何がそうさせたかはわからないが、甘やかしてはいけないと思い、やけに厳しく育てたしとてもきつく叱ったりもした。

なぜそんなことをしたのだろう。

たった十数年しか生きられない者に対して、優しさよりも厳しさを優先すべき理由がどこにあったのか、僕は今でもわからない。

ただなんとなく、最初が肝心だとか思って厳しくしたんだ。
そんな、なんとなくで彼の人生を大きく変えてしまったことに対する自分の未熟さと頭の悪さに腹が立つ。

もっと優しく接して、おもいっきり甘えさせても良かったんじゃないか。

そしたら今頃、恐怖心からくる彼の無意味な興奮は少なく、もっと穏やかな生活を送っていたに違いない。
心臓もまだまだ健康に脈打っていたかもしれない。


今更こんなことを言っても仕方がないことは重々承知なのだが、やり直しがきかない物事に対する後悔と反省はこの先しばらく続くことは確かなことなのです。

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