2009/09/11

困難という混じりけがない単純さってこの世にあるのかなというお話

なんでもそうだけど、物事をなんなくこなすことは非常に難しい。
普通にやる。この普通の中に困難が多く混じっている場合がほとんどな気がする。

これは大学一年生あたりから常々思っていること。

例を挙げたらきりがないが、
深爪しないとか
口の中を噛まないとか
飲み会でビールが入ったコップを倒さないとか
机の角に足をぶつけないようにするだとか
ピアノの発表会で楽譜通り弾くだとか
高速道路の出口を間違えないだとか
バイクのギアチェンジをエンストせずにスムースにやるとか
携帯電話をトイレに落とさないとか
紙で手切らないとか
家の鍵なくさないとか
つまづかないとか。

これは全部順調にやれていれば誰も何も言わないようなこと。
誰からも褒められないし偉いなんて思われないこと。
だけど、失敗したときにはちゃんとやれだとか、おっちょこちょいだなとか言われる。

旅行では予定外のことを楽しむだとか、失敗のない人間なんかいないということはわかってる。
そんなことを言いたいのではなくて、普通に普通のことをやるのは実は困難なんじゃないかということを言いたいだけなんです。

こと日常の小さなミスに関しては、なにも失敗せずに順調な一日を過ごした人は他人から褒められたりはしないけれど実はすごいことをやってのけているのだと思う。
失敗せずに順調にいく、このことは目には見えないことだからなかなか気付かないことだろう。


それにしても、こういった失敗は誰もが一度や二度経験しているもの。
ミスをした人に対してなぜそんな簡単なことが未然に防げないのかと苛立ちを覚える人がいるかもしれない。
同じ失敗を毎日何回も繰り返したがために怒られている人は別として、たまに遭遇してしまう単純そうな失敗をあまり居丈高に叱る必要はどこにもないんじゃないかな。

もちろん、失敗に対して対症療法的な解決策があるのだから、小さな失敗は別に気にしないという人もいるだろう。
それはそれでいいのかもしれない。
ただ、もし小さなミスを繰り返すようであるならば意識した方がいいと思う。
自分が次にとる行動はできて当たり前の行動だから失敗しないように気をつけようと。

いくら意識したところで、不完全な人間の不完全でごくごく小さな失敗はいつまでたってもなくならないだろうけれど。

2 件のコメント:

Jin さんのコメント...

定期券なくそうが財布無くそうが絶対に戻ってくるうちの姉ちゃんはすごいっていう話ですね。

yubitsu さんのコメント...

>Jin
そうそう。
タイトルそっちの方がよかったなあ。