フランス映画を見るたび驚かされるのは、なんといっても毛の量。
髭もこけりゃ、胸毛も腕毛も凄い。
たまに羨ましくなるほどだ。
ということで、体毛の多さに驚かされるのがこの作品。
邦題「幸福」(仏題 le bonheur) 1965年
監督 アニエス・ヴァルダ
という作品紹介は嘘で、
男と女の対立・生と死の対立をモーツァルトの明るめの音楽(正しくは、クラリネット五重奏曲イ長調第1楽章っていうらしい)と一緒に(どの場面でも流れてくる)表現した映画。
あやふやな幸福の形を、そのままあやふやに描いた映画。
ヌーヴェルヴァーグの初期の作品だけど、ゴダールみたいに前後がつながってなかったりはしないし、わりとストーリーがしっかりしていて、見やすかった。
カップルで見るのはお勧めしないかな。
実際、彼女と意見が合わなかったかんね。
男女で意見が違くなるかも。
あ、やっぱならないかも。
人によって考え方が違うから、感じ方も違うかも。
僕が感じたのは、満腹の時に空腹の人の気持ちはわからないってこと。
快眠の人に不眠症の人の気持ちはわからないってこと。
もっというと、オシッコ漏れそうなときの気持ちは、すっきりした後じゃわかんないってこと。
幸せなときは悲しい人の気持ちはわからないし、生きてる人に死んだ人の気持ちはわからないってことかな。
(もちろん冷静なときに、どちらの気持ちも理解できるというのはあるかもしれないけど、幸せを感じてる時に悲しさを同時に感じられない。もし悲しさも同時に感じるというなら、それは真に幸せな瞬間ではないよね。)
ああ、夜中にブログ書いてると、ついついどうしようもなくつまらない事を書いちゃうな。
部屋が真っ暗で、聞いてる曲がこれだからかな。
↓
FSOL (the Future Sound Of London)
「Cascade」
気分が暗くなる、煙くなる。
2007/04/09
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